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イクラの価格が平成以降で最高値を記録…しかも「粒が小さくなった」 日本では大不漁でアメリカやロシアからの輸入頼りになった残念すぎる事情

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  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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サケは主に4歳で生まれた川に戻り、産卵して一生を終える魚です。2026年に来遊する予定の4歳魚のサケが、さらに少ないというデータが今期の3歳魚の来遊数から予測されています。このため一層悲観的な状況です。

イクラの種類と評価

イクラ(シロサケの卵:北海道産とアメリカ産)、マスコ(カラフトマスの卵・アメリカ産)、ギンザケの卵(アメリカ産)を比較したのがこの写真です。

(写真:筆者提供)

粒の大きさはイクラについては日本産もアメリカ産も同じです。次いでマスコ、ギンザケの卵の順に小さくなります。価格については、北海道産のイクラがダントツに高く、次にアメリカ産のイクラ、マスコ、ギンザケの卵という順番です。量的にもっとも多く見かけたのはマスコでした。

また食感やおいしさについては北海道産が1番で、それは価格にあらわれていました。アメリカ産はドリップが多く、品質は北海道産が一枚も二枚も上でした。

ちなみにギンザケの卵は見かけたことがなかったのですが、イクラ不足で相場が高騰しているのでその代替品として輸入されたのでしょう。サケとしては人気が高いベニサケの卵は、粒が小さいのでイクラにはならず、筋子として輸入されています。

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【なぜアメリカやロシアのサケは減らないのか?】

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