「週末、何してたっけ?」と後悔する人が陥るワナ 実は"自分のために時間を使っていない"という驚きの事実

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だからこそ、週末にはあえて“白紙の2時間”を確保することをおすすめします。たとえばこんなふうに、カレンダーをブロックしてみてください。

・自分のために「カレンダーをブロック」

土曜の午前10時〜正午:「自分時間」 ※内容は決めない
日曜の夕方:「好きに過ごす90分」 ※スマホはオフ

この時間に何をしても構いません。散歩でも、読書でも、昼寝でも、ただのぼんやりでも。重要なのは、「誰かのため」「何かのため」ではなく、「自分の“内側”のため」に使うと決めておくこと。これだけで、週末の“主導権”が他人や外部要因から、自分自身の手に戻ってきます。

そして、この2時間をどう感じたかを、また次の週に振り返ってみてください。「なんとなくリズムが整った」「気持ちに余裕があった」そんな実感があれば、それが“回復できた週末”のサインです。

「やらない」という選択で身軽になる

「せっかくの週末なのに、なんだか疲れてる」

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そんなふうに感じるときこそ、一度立ち止まって考えてほしい問いがあります。それは、「何をするか」ではなく──「何を、しないか」。

私たちの週末は、“やらなくてもいいこと”に、意外とたくさんの時間とエネルギーを奪われています。

たとえば、気乗りしない誘いに義理で応じたり、誰かの「ついでのお願い」を引き受けてしまったり、SNSで他人の休日を延々と眺めて、知らぬ間にモヤモヤしていたり……。

こうした「なんとなくの義務感」や「無意識の消耗」が、気づかぬうちに、週末の回復力を奪っているのです。だからこそ、前述の「やりたいことリスト(Wantリスト)」だけでなく、「やらなくていいことリスト」を、週末のルーティンに取り入れてみましょう。

・週末を取り戻す「やらなくていいことリスト」

①週末の予定で「終わった後にモヤモヤしたこと」を思い出す
→ 誰かの誘いを断れなかった
→ 夜遅くまでスマホを見てしまった
→ 頼まれてもいないのに家族のことを先回りしてやりすぎた
②「これは、今の自分に本当に必要だった?」と問い直す
③「次の週末は、やらない」と静かに決める

たったこれだけ。けれど、これが意外なほど効きます。

たとえば、「週末にLINEの既読を急いで返さない」「“もっと自己投資すべき”という声が頭に浮かんでも、今はあえて“何もしない”」と決める。「家族サービスに“完璧なプラン”はいらない。コンビニスイーツと公園のベンチでも、十分幸せな時間になる」と考えてみる。

こんなふうに、“やらなくていいこと”にそっと許可を出すだけで、週末が驚くほど軽やかになります。そして、「やらない」と決めた分だけ、「やりたい(Want)」がクリアになっていきます。

鈴木 亜佐子 スタンフォード大学認定コンパッションアンバサダー

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すずき あさこ / Asako Suzuki

休息戦略家。スタンフォード大学認定コンパッションアンバサダー(日本人初)。パフォーマンスコーチ。上智大学大学院博士前期課程修了。スタンフォード大学「利他と思いやり研究センター(CCARE)」ACTプログラム修了。シリコンバレーの大手半導体企業で15年間、人事としてワークエンゲージメント向上に取り組みCEO賞を受賞。頑張りすぎでメンタルヘルスに不調をきたす社員を目の当たりにし、また自身も体調を崩したことから、脳科学とコンパッションに出会い、自分をいたわるスキルの重要性を痛感。企業研修や教育関係でのワークショップを実施し、スタンフォード式「コンパッション育成トレーニング」やコーチングを提供。ベストセラー『スタンフォード式 疲れない体』(サンマーク出版・累計30万部超)のプロデュースも担当。一女一男の母。シリコンバレー在住。

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