全国各地の「ご当地うどん」が大ブームの中、なぜ「関西風うどん」は東京で流行らないのか 専門店が進出しない「意外な理由」
「関西風うどん」はなぜ都内に進出しないのか
ここ数年、「ご当地うどん」がブームとなっている。
2025年は福岡のうどんが脚光を浴び、北九州市の「資さんうどん」と福岡市の「因幡うどん」が東京に進出して話題となった。
その前は埼玉県の武蔵野うどんや、山梨県富士吉田市の吉田うどんがブレークしたのも記憶に新しい。
都内を見渡せば、讃岐うどんは専門チェーン店が隆盛し、秋田県の稲庭うどんや、愛知県の味噌煮込みうどんも飲食店のメニューでよく見るようになった。
その他にも、高い知名度を誇るご当地うどんは枚挙にいとまがない。
そんなブームを反映してか、ここ数年の「うどん市場」は活況を呈している。
特に最近はコメの価格が高騰する一方で、小麦粉は比較的価格が安定していることから、安くておいしいうどんを求める消費者のニーズが高まっている。
ところが、である。不思議なことに、大阪府、京都府、兵庫県を筆頭とする関西圏のうどんは都内ではめったにお目にかかれない。
「関東のそば、関西のうどん」という表現もあるように、関西は歴とした“一大うどん圏”だ。
総務省の家計調査でも、「生うどん・そば」の年間購入量(22年~24年の平均)は、1位の高松市に続き、2位は大津市、3位は堺市となっており、その後も京都市(4位)、和歌山市(5位)、大阪市(6位)、神戸市(7位)と関西圏の主要都市が上位を独占している。
それにもかかわらず、「関西風うどん」は全国的に知名度が低く、専門店が都内に進出している形跡もない。一体なぜなのか。



















