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【1.6L NA市販エンジンでリッターあたり100馬力超、大衆車ベース高性能ハッチバック】VTECスポーツの金字塔、ホンダ「EG/EKシビック」の功績

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1991年9月発売のEG型シビック(写真:本田技研工業)

ちなみにホットハッチとは、80年代から90年代に大きな人気を博したスポーツモデルのこと。主なベース車は、3ドアや5ドアなどのハッチバック車で、跳ね上げ式または横開き式のバックドアを備え、リーズナブルな価格などで昔から人気のファミリーカーだ。

ホットハッチは、それら軽量かつコンパクトな車体を使い、高性能なエンジンや足まわりなどを搭載。キビキビとした元気のいい走りを味わえることが魅力だった。また、ほとんどが1.6リッター以下の小排気量なFF(前輪駆動)車で、若者にも手を出しやすい価格帯だったことも特徴。とくにモータースポーツなどに憧れ、公道を爆走した「走り屋」と呼ばれた若い世代にとって、エントリーモデル的なクルマとして人気を博した。

当時は、各メーカーがこぞってホットハッチをラインナップし、まさに一時代を築いたジャンルだといえる。代表格には、シビックのほかに、トヨタ「スターレット」やホンダ「シティターボ」、マツダの「ファミリアGT-X」などが挙げられる。

ホットハッチとボーイズレーサー

EG型シビック フェリオSiRのスタイリング(写真:本田技研工業)

ちなみに当時は、「ボーイズレーサー」という言葉もあった。これはクーペモデルなどにも同様のモデルがあったことから、ホットハッチも含めた広義の「若い走り屋御用達車」だといえる。

当時のモータースポーツ好きな若者にとって、エントリーモデルであるという意味では、ホットハッチとボーイズレーサーは同義といえる。例えば、トヨタのAE86型「カローラレビン/スプリンタートレノ」などがそれに該当する。

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【ホットハッチを代表するVTECスポーツ】

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