「月額4万7000円~」「温泉付き」… 中国の《最先端・老人ホーム》を訪問して驚いた 「高齢者向け施設」に問われる"質"と"あり方"とは

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中国国旗
12月初旬、筆者は少子高齢化が進む中国の老人ホームを訪れた(写真:キャプテンフック / PIXTA)

日本と同様、中国にも本格的な少子高齢化の波が押し寄せている。

民政部の最新公報によれば、2024年末時点で60歳以上の人口は3億人を突破し、総人口の2割を超えている。

そうした中、介護産業はまさに未曾有の成長期を迎えている。全国で40万カ所を超える高齢者向け施設が急ピッチで整備されるなか、問われているのはその「質」と「あり方」だ。

温泉療養施設のある老人ホームを訪ねた

25年12月初旬、筆者は故郷の福建省福州市へ戻り、ある「異色のお年寄り施設」を訪ねた。

市内中心部から車で40分、山水の美しい郊外に位置する「福州晋安区華煦(かく)・桂湖頤養(いよう)センター」(別称:福州市晋安区社会福祉センター)である。

ここは単なる老人ホームではない。東京ドーム約2個分という8万平方メートル以上の広大な敷地に、病院と温泉療養施設が溶け合うように共存している。

豊かな自然と温泉、そして医療――。加速する高齢化社会への1つの解が、この静かな山あいに形作られていた。

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