「本当に返していけるのか?」→「わずか5年で完済!」 就職と同時に200万円の借金を背負った22歳女性、それでも"余裕を持って返せた"ワケ
奨学金の返済が精神的な負担になると考え、少しでも早く終わらせたいという気持ちが強かった。また、お金を使うより貯めることのほうが安心できる性格でもあり、節約や貯金は苦ではなかった。
「地元の奨学金は、年に1回50万円ずつ、2年間で100万円を返済します。厚労省の奨学金は、年次を重ねるごとに利子が増えていく仕組みだったので、それが嫌で、27歳のときに残り50万円を一括で繰り上げ返済しました」
スピード返済のカギは「シェアハウス」
驚異的なスピードで奨学金返済を終えた中川さん。その成功の鍵はやはり「シェアハウス」だったと語る。
「結婚する直前の28歳頃まで、ずっとシェアハウスに住んでいました。居心地も良かったですし、将来の結婚を見据えたときに、一度でもひとり暮らしをして家財道具を揃えてしまうと、結婚するときに処分したり買い直す手間やコストが発生してしまう。だから、シェアハウスからそのまま新生活に移行できるようにと考えていました。
その間に収入も国家資格を取得したことで、月20万円から24万~27万円に増えました。だから、節約というよりは“将来を見据えた選択”だったと思います」
こうして、20代のうちに奨学金を完済し、中川さんの人生は「第2ステージ」へと移行していく。ある程度の貯金もできたことで、結婚という新しいステップへの準備も整っていた。
「自分でも『このペースならちゃんと返せる』と感じていたので、奨学金の存在をコンプレックスに思うこともなかったですね。子どもの頃は200万円ってすごく大きなお金に思えましたけど、大人になったら『働いていれば普通に貯まる』って感覚になっていきました。
よく『奨学金があると結婚できない』と言われますけど、実体験としてはそもそも奨学金を借りた人と、奨学金で結婚に難色を示す人とでは、育った環境が違いすぎて価値観が合わないと思います」
ちなみに、結婚相手の夫も現在、奨学金を返済中なのだとか。では、中川さんが貯めたお金は、その後どう使ったのだろうか?
「学生時代お金がなくて取り損ねていた運転免許の取得や、国家資格取得のための資格学校の学費などに使いました。お金がないことでやりたいことを我慢したり諦めたりすることがないようにしておきたいと思ったんです。
そのうえで、自分の結婚式は、自分でお金を出したいという思いがあったので、それに向けてしっかり貯金していました。なんとなく貯めるのではなく、『将来こういうことに使いたい』という具体的なイメージや目標がないと、なかなか続かないですよね」
現在、奨学金を返済中の多くの人にとって、毎月の返済はただの負担でしかない。若い頃はどの業種でも給与が低く、たとえ月々1万〜2万円程度の返済であっても、何の実感もないまま引き落とされていくのは、ストレス以外の何ものでもない。そのような状況では、貯金も思うようにできないのが現実だ。
しかし、中川さんのように明確な目標を掲げて早期返済を心がけることで、将来に対して希望を見出せる可能性もあるのだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら