「本当に返していけるのか?」→「わずか5年で完済!」 就職と同時に200万円の借金を背負った22歳女性、それでも"余裕を持って返せた"ワケ

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「JASSOにも申請し、内定ももらっていたのですが、進学先が厚労省所管の学校だったため、後に対象外と判断され、結局借りることはできませんでした。高校3年生のときは、正直、奨学金を借りることにかなり抵抗がありました。“借金”というイメージが強かったので……。でも、弟と妹がいたので、これ以上親に負担をかけられないと思い、仕方なく借りる決断をしました」

技能者育成資金融資制度は、優れた技能者を育成するための一助として、成績が優秀であるにもかかわらず、経済的な理由により職業能力開発総合大学校が行う指導員養成訓練または、公共職業能力開発施設が行う職業訓練の受講が困難な訓練生を対象とした融資制度である。

この制度は、職業訓練の受講を容易にすることを目的として、一定の要件を満たした訓練生に対し、労働金庫から有利子・無担保で、一定限度額まで融資を行うものである。いわば、JASSOの第二種奨学金(有利子)に相当する、厚労省版の奨学金制度である。

学校に通いながらアルバイトに精を出す

こうして中川さんは、4年間にわたり、毎朝7時10分に家を出て本数の少ないバスと電車を乗り継ぎ、8時半には学校に到着するという生活を送ることになった。もちろん、車のほうが便利だが、家の経済事情で高校生のうちに教習所に通い免許を取得することができなかったそうだ。

「借りた200万円の奨学金はすべて学費に使いましたが、入学金などを含めると、最終的には約50万円ほど不足しました。教科書代も4年間で20万円以上かかりましたね。平日は毎日フルタイムで講義があり、夏休みは1カ月、冬休みは2週間程度と、一般的な大学のような長期休みはありませんでした」

いわゆる「楽しいキャンパスライフ」とは縁遠いが、それだけではなく、中川さんはアルバイトにも精を出した。

「田舎すぎて夜に働ける居酒屋がなかったため、コンビニの早朝バイトをしていました。平日は学校が朝から夕方までフルタイムであり、バイトを入れる余裕がなかったので土日だけ。そのため、4年間、好きな時間に起きられる日はほとんどありませんでした。当時は時給が680円くらいで、土日に5時間ずつ働いて、月に4万円ちょっと稼げるくらいでした」

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