まず、私の日常がいかに「不健康な要素」に満ちているかを紹介したい。
ある1週間のスケジュールを振り返ってみる。“典型的な4日外食”のケースは次のような感じだ。
1日目は新しくオープンしたホテルのモダン地中海料理、
2日目がミシュランガイドの星付き老舗フレンチ、
3日目には日本橋に新しくオープンした天ぷら、
4日目は星が昇格した日本料理で、それぞれフルコースとフルペアリングを体験した。
目の前に運ばれてくる料理は、前菜から魚料理、肉料理、デザートに至るまで、すべて完食する。私にはアレルギーも好き嫌いも一切ない。生産者が手塩にかけて育てた食材や、料理人が心血を注いで作り上げた料理を残すことは、つくり手へのリスペクトを欠く行為だと考えているからだ。
ソースの一滴までパンで拭って食べ、オプションのフロマージュは提案があれば即首肯し、デザートワゴンは誰よりも多く選ぶ。
ひと晩でワインボトル1本以上飲むこともある
酒も同様だ。料理に合わせて提供されるワインや日本酒は、そのガストロノミー体験の一部をなす重要な要素である。ソムリエやきき酒師が料理に最適だと考えてペアリングされたものを飲まないという選択肢はない。食体験において画竜点睛を欠くと思うからだ(もちろん、アルコールを受け付けない体質であったり、苦手であったりする場合には、アルコールを飲まなくてもまったく問題ない)。
その結果、ひと晩でワインボトル1本以上を痛飲することもある。



















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