年末年始に家族を守る「ネットリテラシー4選」 空き巣・フィッシング詐欺・ネット依存・高額課金にご用心
フィッシング対策協議会の月次報告書によると、25年11月でのフィッシング報告件数は19万7228件で、その内訳はEC系約29.0%、クレジット・信販系約25.4%、配送系約6.7%などとなっている。
Amazonを騙るフィッシングが約15.1%、Appleを騙るフィッシングが約5.1%だった。ANA、VISA、ETC照会サービスを騙るフィッシングを合わせると、全体の約31.5%を占めた。信頼性の高い利用した覚えのあるサービス等が狙われているので、注意してほしい。
LINEでも、詐欺行為を目的とした乗っ取りが報告されている。LINEの登録情報(電話番号・メールアドレス・パスワード)や認証番号を聞き出したり、入力させたりする行為はすべて詐欺だ。また、本物のLINE公式サイトは基本的に「line.me」で終わるURLであり、公式のメールは必ず「@line.me」で終わる。これ以外のURLやメールも詐欺の可能性が高いので、覚えておくといいだろう。
ネットの利用時間を伸ばさず、生活リズムも崩さない
この時期、お子さんに関して注意したいことがある。
「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(令和7年6月)によると、令和6年度の10代のネット利用時間は、平日は平均243.4分だが、休日は316.1分まで長くなっている。
小中学生などから、「休日は10時間以上YouTubeを見ていた」「休日にゲームを8時間以上やって肩と背中が凝った」と聞くこともあり、休日には子どものネットの利用時間が長くなる傾向にあるのだ。
特に長期休暇期間中は、保護者や教員などの目が行き届かないうえ、学校に行かなくていいため、自由な時間が増える。その分、ネットの利用時間が長くなりがちだ。


















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