「コンセントが足りない…!」、問題は「数」より「位置」? 設計が"今の暮らし"に追いついていない現実、パナソニックが提案「四隅+アドオン」

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取材によると、パナソニックがコンセント足りない問題に気づいたのは、家を新築した施主からの不満だった。ここ数年は特に不満の声が増えたという。

そこで、新築住宅やリノベーションの設計図面を見てコンセントの設置状況を検証していった。新築は住んでから不便に感じて困ることが多いが、住宅のリノベーションではコンセントの不便を解消することもできるするはずだ。そのため、リノベーション図面も検証したが、いずれの場合も、コンセントの状況はあまり変わっていなかった。

そこでコンセント問題のプロジェクトを創設し、そのメンバーの自宅のコンセント問題を調べた。すると、電気製品メーカーの社員の自宅であっても、残念な状況にあることが分かった。

配線の状況
(画像:パナソニックの資料より)

「コンセントに関するアンケート」も実施した。75.4%が「コンセントに関する不満がある」と回答したが、意外だったのは、「数への不満」よりも「位置への不満」のほうが多かったことだ。

コンセントの不満
(画像:パナソニックの資料より)

コンセントの悩みが多い部屋は、「リビング・ダイニング」(61.7%)と「キッチン」(50.3%)が半数を超えた。また、「コンセントが欲しい位置」については、1位「ダイニングテーブルの横や下」、2位「ベッドの頭付近や脇」など、住宅建設時には一般的にコンセントをつけない場所が挙がったことも注目した点だった。

解決策は「四隅配置+アドオン」

これまでのコンセントの配置は、1部屋に2カ所という事例が多かった。これでは数が足りないだけでなく、家具家電の陰に隠れてコンセントが使えないといった問題も起きる。

また、出入り口付近のコンセントは使いづらいという声もあり、使用場所まで延長コードを使うと、コードに足をひっかけるという危険性もある。

そこで、パナソニックでは、「二隅」ではなく「四隅」配置にすれば、延長コードやタコ足配線などの問題に備えられると考え、「居室は四隅配置」(非居室部分は二隅配置)を基本にすると考えた。

加えて、家庭によって暮らし方や使用する電気製品が異なることから、家庭ごとに使いやすい位置にコンセントをアドオンする、「四隅配置+アドオン」を定番にすることを提案している。

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