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掃除機や水はNG?知っておきたい「餅を詰まらせたとき」の対処法とNG行為――交通事故より多い窒息死。2月に食べる縁起物も実は盲点

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  • 田中 絢子 フリーランス編集者・ライター
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餅を食べる機会が増えるだけではなく、家族で会話をしながら食べる、普段と違う環境で食事をする――こうした「ハレの日」特有の状況が、窒息リスクを高める要因となっているのだ。

五十嵐さんの論文より抜粋
Suga R, Igarashi Y, Norii T, et al. PrehospDisaster Med 2023;38(3):326-331

■誤嚥による窒息が高齢者に多い理由

餅に限らず、食べものの誤嚥による窒息は高齢者に多いが、それにはさまざまな理由がある。

高齢になると入れ歯が合わない・歯が少ないなどで噛む力が落ち、飲み込む力も低下する。また、異物が入ったときに起こる咳の反射も弱くなるため、誤って入った食物を外に押し出す力が十分に働かない。

加えて、唾液の量が減ることで食べものが喉に詰まりやすくなるほか、薬の副作用、脳梗塞の後遺症、パーキンソン病などの疾患も食べものの飲み込みにくさを高めやすい。

若い人だと万が一詰まらせても吐き出す力があるため、窒息まで至らないが、高齢者だとそれが難しいというわけだ。

餅だけじゃない!危険な食品

ところで、なぜ餅は詰まりやすいのか。

五十嵐さんによると、餅は粘り気が強く、少量でも喉に引っかかりやすい。また、温度が高いうちは柔らかいが、温度が下がってくると硬くなり粘り気が増してくるため、特に詰まりやすくなるという。お正月にお雑煮を食べる際は、こうした温度変化にも注意が必要だ。

しかし、窒息リスクのある食べものは、餅など粘り気のある食品だけではないともいう。

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