「パスタはフォークで巻く」のは正解か?ハレの日に失敗しない"食事マナー"と一流店を味方につける"会話術"【グルメガイド編集長が解説】

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最近はものすごい勢いでモバイルオーダーが普及し、一切お店と会話をすることなく会計まで済ませることもできるようになりました。

店は経費削減になるし、客としても誰ともしゃべりたくない時はありますから、この流れは止まらないと思います。

お店を全力で楽しもう

カジュアルなジャンルばかりでなく、客単価7000円台くらいのお店でも増えている印象です。ロボットが鮨を運んできたこともありましたが、それはそれで面白さはありました。

とはいえ、より気持ちよく過ごしたいなら、お店側とのコミュニケーションは取ったほうがいいでしょう。

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満面の笑みを浮かべてお店に入るということも忘れないでください。

よくSNSなどでお店の悪口を書いている人がいますが、完全な誤解だったり、店と会話をしていれば決して起こらないようなクレームがけっこうあります。これはお互いにとって何もいいことはありません。

まあ、そもそも気に入らなかったら悪口など書かないで、二度と行かなければいいじゃないかと常々思ってはいるのですが。

それにネガティブな言葉を使うと脳がストレスを感じて、老人性うつや認知症のリスクが高まるという研究結果もあるそうです。

若い時は無限だとすら思っていた時間も、50を越えたら有限です。大事な時間とお金を使うのですから、お店を全力で楽しもうではないですか。

大木 淳夫 「東京最高のレストラン」編集長

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おおき あつお / Atsuo Ohki

1965年東京生まれ。学生時代から好きな場所は「レストラン」だった。学習院大学卒業後ぴあ(株)に入社。ぴあ編集部時代、3年かけて田中康夫氏に依頼を続け『いまどき真っ当な料理店』を刊行。2001年『東京最高のレストラン』を創刊、編集長となる。編集担当作品に『一食入魂』(小山薫堂)、『新時代の江戸前鮨がわかる本』(早川光)、『東京とんかつ会議』(山本益博、マッキー牧元、河田剛)など多数。また「食べログ」サイトで「大木淳夫の新店アドレス」を連載、堀江貴文主催のグルメサイト「TERIYAKI」のテリヤキストとしてウェブメディアでも執筆。「料理レシピ本大賞 in Japan」の特別選考委員、「日本ガストロノミー協会」理事。

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