ポイント投資･運用はお得？"損しない"賢い使い方　ポイ活は緩く考えてちょうどいい

さらに金融の面で話をすると、例えば、1万円の商品をクレジットカードで買い、支払いが1カ月後だとしたら、その間に1万円を自由に運用できます。今は銀行預金では金利がつきにくいですが、それでも預金すれば、その1万円を少し増やせる優位性があるということです。

つまり後払いは、支払いを先延ばしにすることによって、その間に運用できる点で、物理的に明らかなメリットがあります。

電子マネー型のメリット

電子マネー型は、基本的にチャージをして使います。オートチャージなど、一定の金額まで使ったら自動的にチャージする仕組みもありますが、それを使わない場合は後払いのクレジットカードよりも残高が把握しやすいです。要するに、決められた金額の中で買い物ができます。

この特性を活用すれば、お金の管理がしやすくなったり、無駄遣いを減らしたりすることにつながるでしょう。例えば月初に3万円をチャージして、その中でやりくりすると決めるのもいいのかもしれませんね。

一方で、チャージのために金融機関と紐づけているので、もし残高が足りなくなっても簡単に追加できてしまいます。つまり、最初に金額を決めていたとしても、ついチャージしてしまうこともあるでしょう。

また、前もってチャージした金額には基本的に銀行預金のような利息は付与されないため、クレジットカードの後払いによって得られるお金の再運用効果が得られず、逆にお金を無利息でチャージ内に滞留させてしまうデメリットもあります。

特に、もし今後、高金利時代が到来した際には、この機会損失は小さいものではないでしょう。

（出所：『女子が自分らしく生きるためのお金計画』）

クレジットカードを含むキャッシュレス決済には、ポイント還元やお店で使える割引クーポンのメリットもあります。これらは、現金支払いではなかなか受けられない特典なので、大きな魅力といえるでしょう。