"ちょっと贅沢"なシリーズも人気!チータラの「なとり」がおつまみで勝ち続けるワケ
「チータラ」は「チーズ鱈」の略称だと思っている方も多いのではないだろうか。
だが厳密には別物で、使われる魚の種類が異なる。「チーズ鱈」はスケトウダラのみを使用している一方、チータラはスケトウダラに加え、ほかの白身魚など複数の魚種を含むすり身を使用している。
いずれも最初に手がけたのは、1937年に創業した老舗メーカーであるなとりだ。「チーズ鱈」は発売から43年、現在は80種類以上の商品が展開される看板商品へと成長した。
なとりがどのようにしてロングセラーを生み出し、育て続けてきたのか。その背景を探るべく、「チーズ鱈」の生産拠点であり一般向け工場見学も行う「なとりチーズファクトリー」を訪れた。
当初は米穀店としてスタート
なとりのルーツは、1937年、東京・北区で創業した「名取精米店」までさかのぼる。当初は米穀店としてスタートした同店だが、戦後の食糧事情の変化に応じて事業を転換し、1948年には加工水産物の製造を目的に「株式会社名取商会」を設立。ここから現在のなとりへとつながる加工食品メーカーとしての基盤が形成された。



















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