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"ちょっと贅沢"なシリーズも人気!チータラの「なとり」がおつまみで勝ち続けるワケ

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  • 丹羽 桃子 工場見学マニア・ライター
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2006年に発売を開始した「一度は食べていただきたい」シリーズなど、高付加価値路線の商品も支持され、ブランド全体の裾野は広がり続けている。同シリーズは“原料や製法に徹底的にこだわった贅沢なおいしさ”を掲げ、おつまみ本来の魅力を伝えることをコンセプトとしている。売上も堅調だ。2022年度を100とした場合、2023年度は117%、2024年度は118%と伸長が続く。

「一度は食べていただきたい」シリーズの売上推移(写真:なとり提供)

「発売以来、消費者ニーズの変化に応じ、デザインや品質のリニューアルを継続的に行ってきました。2026年にはシリーズ発売20周年を迎えるため、節目に合わせたプロモーションも計画しています」

工場見学に潜入!

こうした人気商品を支えているのが、全国5カ所に展開する同社およびグループ会社の工場である。とりわけ「チーズ鱈」をはじめとするチーズ製品の中心拠点となっているのが、2017年に稼働した埼玉第二工場「なとりチーズファクトリー」だ。

「当工場は、建設段階から“見せる工場”をコンセプトに設計してきました。旗艦工場として、より多くの方に「チーズ鱈」の魅力を知っていただきたいという思いもあり、見て学ぶだけでなく、食べて楽しめる体験にもこだわりました」

なとりチーズファクトリーにある見学者用の撮影スポット(写真:筆者撮影)

原料の加工から、鱈シートとチーズの貼り合わせ、スライス、包装までの工程が集約されており、2018年1月より一般向けの工場見学も実施している。事前抽選制・無料の見学プログラムだが、開催頻度が限られているため応募倍率は比較的高めだという。筆者自身もなかなか当選できずにいたのだが、なんと友人が一度目の応募で当選し、同行者として声をかけてくれた。

工場見学の所要時間は約100分。一般的な工場見学と比べるとやや長めだが、その分、製造ラインをじっくり見られるのが特徴だ。特に印象的だったのは、複数のチーズをブレンドして仕上げているということ。乳化釜の蓋が開き、蒸気とともにブレンドされたチーズが姿を現す瞬間は、広報の小寺さんも大好きな見どころのひとつだという。

チーズの乳化工程(写真:なとり提供)

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【工場内の気になる設備】

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