これには青ざめました。
時刻は遅く、船以外の交通手段はありません。どこか別の島で降りるしかなく、そこで一晩過ごすことになります。それはきっと小さな島なので、宿など簡単に見つかるわけもなく……。
あわてて船のスタッフに聞くと、「このまま乗っていれば、引き返して佐木島には着く」ということでした。よかった!
とはいえ、想定外に時間がかかり、鷺邸に到着したのは22時頃。「夜の海、高速で走る船をたっぷり1時間近く堪能できたと思えば、これもいい経験」と、鷺邸女将のカツ子さん、ミカンと笑い合いました。
懐かしいニナ貝の塩ゆでを堪能
「ちょっと冷めてしまったものもあるけど」
と、遅い時刻になってしまったにもかかわらず、私たちを待って夕飯を出してくれたカツ子さん、手作り晩ご飯のおいしかったこと!
大きなエビが1尾入ったエビグラタンは、米粉と豆乳で作ったカツ子さんオリジナルでした。
「あと、これおつまみに」
と、近くの海で採ってきてくれたニナ貝の塩ゆでも出していただき、「子どもの頃、よく海で採って食べたなあ」と、懐かしく思い出しながらまち針で身をほじくり出して食べました。
2泊3日の初日の夜は、女4人でおしゃべりしながら更けていきました。



















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