「Blvd(ブールバード、大通り)」という表記や、距離がキロメートルではなくマイルで表示されているところもアメリカっぽい。ちなみに隣国カナダも緑色である。
こちらの標識は、アメリカから経済制裁を受けていて決して仲が良いとはいえないキューバのもの。しかし、標識の色はアメリカ同様緑色だった。
アジアに目を転じると、日本と同じ緑色が圧倒的に優勢である。韓国、台湾、中国、シンガポール、タイなど、東アジア、東南アジアも緑色の標識だった。
さらに、インド、イラン、イスラエルまでが緑色で、西アジアまで緑色が席巻している。ただし、1年前の年末年始に訪れたサウジアラビアは青色であった。
オセアニアでは、2024年に訪れたオーストラリアも緑色だったが、高速道路の番号を表示する文字が黄色になっているのが特徴的。ちなみに写真はないが、ニュージーランドも緑色だった。ただし、一般道の標識は青色と緑色が混在している。
ちょっと変わった標識も
次に「青色陣営」を見てみよう。ドイツはもちろん、今も青色である。とても視認しやすい標識のおかげで、安心して運転できる印象が強い。
アイルランド、スウェーデン、ポルトガルも青い標識が確認できた。地中海をわたった対岸、アフリカのモロッコも青い標識だった。
東欧のブルガリアも青色だったが、ちょっと変わっていて、標識のベースの色は白、文字の周囲だけ青くなっていて、文字は白抜き。これもすっきりしていて見やすかった。ただし、この標識の地名は、キリル文字を使うブルガリア語とアルファベットの英語の2カ国語表示となっている。
左は北マケドニアの首都「スコピエ」とギリシャの「アテネ」、右はブルガリア国内の「カロティナ」という村とセルビアの首都「ベオグラード」を表している。
イギリスでは、ちょっと風変わりなデザインの標識を見つけた。船のイラストが描かれているのだ。
この標識は、ドーバー海峡をわたってフランスに向かうルートを示したもので、ドーバーやフォークストンなど、クルマが積めるフェリーの港までの距離を表している。よく見ると、乗用車も載せられる船と大型のトラックしか運ばない船があることがわかるだろう。



















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