60匹のカエルたちには、一匹ずつちゃんと名前が付けられている。健康チェックもしているし、病気になれば病院にも連れていく。ぴよさんにとっては家族同然なのだ。
「こんなにかわいいのに、友人にカエルを飼ってるんだって言ったら、みんな『え、気持ち悪いっ!』って言うんですよ。それがちょっと悔しくて。このかわいさを知らないなら、教えてあげなきゃって思いました」
そして4年前、ぴよさんはカエルのかわいさを伝えるために、YouTubeチャンネルを開設した。
信頼関係構築には、生態へのリスペクトが必要
「カエルが苦手だっていう人には、2パターンあると思うんです。ひとつは、カエルが生理的に無理だっていうパターン。もうひとつは、単にカエルの魅力を知らないパターン。生理的に受け付けない人は仕方ないけれど、知らないだけなら、ちゃんとカエルの魅力を伝えなくちゃって思うんです」
自分の視界に広がるこの「かわいさ」を、多くの人に伝えたい。ぴよさんはカエルたちがかわいく映るよう、画角や背景なども研究した。動画の中のカエルたちは、確かにかわいさがデフォルメされていて、一匹ずつちゃんとキャラ立ちしている。色も鮮やかで、よくできたCGアニメーションのようだ。
ぴよさんの動画には、大きく口を開けたカエルがよく映し出されているが、これには彼女とカエルの「ある約束」が関係している。



















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