それぞれの生態型ごとに別の水槽で飼育する必要がある。また、カエルは自分より体が小さくて動くものを何でもエサと認識して食べてしまうため、体の大きさが違う種を一つの水槽で飼ってはいけない。
一室をまるごとカエル専用部屋に!冬場の電気代は…
ぴよさんの場合、家の一室をカエル専用の部屋にした。3段のメタルラックに水槽を並べ、上段には樹上性、下段には陸性と、それぞれの生態型に分けて管理しているという。熱帯生まれの種もいるため、冬場は暖房が欠かせない。電気代が家全体で4万円に跳ね上がるときもある。
現在の飼育数は20種類、合計60匹。それだけ多くのカエルを飼っていても、水槽内でケンカをすることはほとんどないという。
「食べ物の取り合いはしますが、けんかや殺し合いはしません。結構平和な生き物なんですよ」
また、カエルは冬眠しなければ繁殖しないため、雌雄で同居させても勝手に増えてしまうことはないそうだ。
それなら、なぜ60匹まで増えたのだろうか。
「アマガエルを10匹育てているうちに、カエルに対する知識がどんどん増えていきました。日本でよく知られているアマガエルやヒキガエル以外にも、いろんな種類のカエルがいるのを知って、飼ってみたくなったんです」
飼育方法を調べるうちに、ぴよさんはどんどんカエルにのめりこんでいった。そして迎えたのが「シュレーゲルアオガエル」という樹上性のカエルだった。



















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