エルメス初代バーキンも落札、ファッション感度の高い観光客が日本で探し求めているのは伝統的な土産品ではなく、中古デザイナーズバッグだった
ジャン氏は、日本でさまざまなサプライヤーに会い、希少なヴィンテージ品を選ぶ様子をTikTokで発信しており、フォロワー数は2年間で約8万人に達した。運営する事業「rebelonging」は、日本などで買い付けたヴィンテージ品を米国へ輸送し、ポップアップストアやオンラインで、仕入れ値に25%上乗せして販売している。特にシャネルのクラシックバッグが人気で、1点当たり少なくとも3000ドルで販売されるという。
カルト的支持
日本のヴィンテージ業界は世界のファッション愛好家のコミュニティーでカルト的な支持を得ている。その理由についてジャン氏は、「日本には品質の高い商品があることが知られており、偽物に対する厳格なチェック体制も整っている」と説明する。
オリジナルのバーキンは今月到着し、24日までALLUの表参道店で展示されている。20日に店舗を訪れると、バッグは3階にある暗室でスポットライトを浴びていた。
バリュエンスによると、表参道店への来客数は展示が始まった19日以降、約3倍に増えた。嵜本氏は、このバーキンを販売する予定はないが、為替レートにかかわらず、集客につながることを期待している。
著者:アリス・フレンチ、石川英瑠
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