「息子のオーストラリア駐在が決まったんです。オーストラリアは動物の持ち込みがとても厳しくて、特別な許可がないとフェレットを飼育することはできないそうです。そこで、駐在の間マロンくんを私たち夫婦が預かることになりました」
約1年半前、息子さん夫婦は泣く泣くマロンくんを両親に預け、オーストラリアへと旅立った。
3000年前にヨーロッパで家畜化されたイタチ
フェレットはイタチを家畜化した動物だ。日本でペットとして飼育され始めたのは1990年代以降だが、実はヨーロッパでは約3000年前から飼育されていた歴史を持つ。
超小型犬のチワワほどの大きさで、オスは1~1.5キロ程度。同族のイタチが穴の中に入ってウサギやネズミなどを捕獲していたため、足に対して胴体が長い体形をしている。
長い年月をかけて家畜化されているため、人懐こい性格に改良された個体が多く、犬のように吠えることもなく、散歩も基本は不要。比較的飼いやすく、初心者向けのペットだとも言われている。
ひとつ難点を挙げるとしたら、「におい」だ。フェレットは、販売前に避妊手術とともに臭腺を取り除く手術を実施しているものが多いが、それでも鼻に残るにおいではある。
「私は嫌いじゃないですよ。ムスクのような、甘いにおいなんです」
飼い主はみなそう言うが、実際は好みの分かれるにおいだ。飼育前には自分で確認することをおすすめする。
ミキさんの場合は、息子さんからそのまま飼育セットを受け継いだが、最初から自分でそろえる場合は、以下のようなものが必要になる。「飼育セット」は約4万2000円程度で購入できる。生体価格は12万円程度。
・ケージ
・ハンモック(フェレットのベッド用)
・トイレ(砂、もしくはペットシート)
・食器、給水器
・エサ



















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