【トヨタRAV4/マツダCX-5/ホンダCR-V e:HEV/日産パトロールと続々登場予定】2025-2026年に発売を控えた、注目の国産SUVを徹底分析

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新型CR-V e:HEVのインテリア
新型CR-V e:HEVのインテリア(筆者撮影)

駆動方式は2WD(FF)と4WDで、4WD車には「リアルタイムAWD」も採用。走行状況に応じ、前後の駆動力配分をきめ細かく最適に制御する機能とe:HEVとの組み合わせが、雪上などでも安定した走行性能を実現するという話だ。

なお、今回の展示車は「RSブラックエディション」というスポーティなグレード。国内仕様では、このタイプがメインで導入される予定だ。主な特徴は、リップスポイラー付きフロントバンパーなど、各部にエアロパーツを装着し、スポーティなスタイルを演出していること。

新型CR-V e:HEVのホイール&タイヤ
新型CR-V e:HEVのホイール&タイヤ(筆者撮影)

また、19インチのミシュラン製ハイグリップタイヤなどで、走りの性能もアップさせている。加えて、フロントロアグリル、ルーフレール、ドアミラー、インストルメントパネルの加飾などにピアノブラックを採用。各部にシックで高級感ある雰囲気を演出している。

発売は2025年~2026年冬の予定。現在のFCEV版CR-Vでは、水素を補充する水素ステーションなどのインフラの問題もあるため、販売的には苦戦中だと聞く。ホンダ伝統のSUVブランドだけに、やや寂しい印象だ。そんななか、ハイブリッド版の登場で、再びCR-Vがかつての輝きを取り戻せるのかが気になるところだ。

日産・パトロール

1980年発売の初代サファリ
1980年発売の初代サファリ(写真:日産自動車)
ジャパンモビリティショー2025に展示された新型パトロール
ジャパンモビリティショー2025に展示された新型パトロール(筆者撮影)

日産では、5m超のフルサイズSUV「パトロール(PATROL)」を2027年度前半に国内投入することを発表した。

1951年の初代モデル以来、70年以上の歴史を誇るオフロード系モデルがパトロール。日本では、かつて「サファリ」の車名で販売されたこともあったが、2007年に生産終了。それ以降、日産では同系の大型SUVをラインナップしていなかった。一方、現行のパトロールは、2024年に7代目を発表。主に中東市場で販売しているが、今回国内発売になるのはその日本仕様車だ。

現行パトロールの大きな特徴は、まず、巨大な車体だ。ボディサイズは、全長5350mm×全幅2030mm×全高1945mm。トヨタの大型SUV「ランドクルーザー300」が全長4950~4985mm×全幅1980~1990mm×全高1925mmだから、全体的にパトロールのほうが大柄だ。海外で人気の高いフルサイズSUVを日本に投入するのだ。

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