2025年のブーム「モンチッチ」「ミャクミャク」"2つの大ヒット"を生んだ《ぬいぐるみ会社の正体》 韓国では今「ベビチッチ」ブームも
00年以降は、携帯ストラップやご当地キティなど、“ぶら下げるキャラクター”が流行した。「ヴィレッジヴァンガード」や「ソニープラザ(現プラザ)」などの雑貨店で、「ケアベア」などのぬいぐるみキーホルダーが流行っていた記憶も蘇る。
そして今は、バッグや服に組み合わせ、ファッションの一部として楽しむ人が増えている。
モンチッチはキーチェーンの売れ行きが顕著で、特に体長10cmほどのSSサイズが好調という。価格は2000円以上で高い印象を受けたが、ファッションアイテムの1つととらえると納得感がある。
ユニークなのは、モンチッチがカバン屋でも販売されていることだ。全国に約600店舗展開するバッグや財布などのセレクトショップ「サックスバー」にも、モンチッチが置かれている。
先日北陸を訪れた際、駅ビルの店舗で、モンチッチやベビチッチがかわいく並んでいた。引き寄せられて店舗に入り、バッグチャームだけを購入する人もいた。
売り場が減った「ノンキャラクター」のぬいぐるみたち
盛り上がりはぬいぐるみ業界全体にもおよんでいる。
25年12月には、東京と大阪で日本のぬいぐるみメーカー8社が集まる「ぬいフェス」の開催が決まった。12月5日から25日まで、東京ソラマチと、キデイランド大阪梅田店の特設会場で、期間限定のアンテナショップがオープンする。
ぬいぐるみメーカー自ら企画し、合同でぬいぐるみを販売するイベントで、昨年初めて開催された。
このぬいフェスで販売するのは、キャラクター商品ではないノンキャラのオリジナルのぬいぐるみだ。メーカーごとの技術やアイデアが反映されたユニークでかわいいぬいぐるみが勢揃いする。
「キャラクターぬいぐるみは、キャラクター商品の1つにぬいぐるみがある、という立ち位置です。ノンキャラの場合は今、売り場が減って、売ることが難しい状況にあります。そんな中で力を合わせてぬいぐるみを売っていこうという機運がぬいぐるみメーカーの間で高まり、合同イベントを開催することになりました」



















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