JWマリオット東京が高輪ゲートウェイシティにオープン。再解釈された日本文化は何を示すか
JWマリオット・ホテル東京は、客室が1泊12万5000円から、最上級スイートが200万円を超える水準で、この熾烈なラグジュアリー市場の最前線に位置づけられている。
その最前線にマリオットがどんなホテルを作ったのかをみることは、世界のラグジュアリー層のニーズや、彼らが日本に何を求めているのかを知る上で重要な手掛かりとなる。
JWマリオットのおもてなしは再解釈された日本文化
ラグジュアリーホテルの新たな主戦場でJWマリオットは他との差別化を図るに当たって、これまでも同ブランドの再構築で大きな貢献を果たしてきた国際的評価の高いデザインスタジオ「ヤブ・プシェルバーグ(Yabu Pushelberg)」と組むことを最大の戦略とした。
1980年にジョージ・ヤブとグレン・プシェルバーグによって設立された同スタジオは、インテリアのデザインからさまざまな施設の内装、コンセプト作りまで手がける同デザインスタジオ。
「マリオットは通常、新しいブランドを立ち上げる際や、古いブランドを再び関連性のあるものにする必要がある際に、私たちに依頼してきます」とプシェルバーグは語る。実際、彼らはマリオットの「エディション」ブランドの立ち上げを支援し、これまでに6つのエディションホテルをデザインしてきた実績がある。
彼らのデザインは「どう見えるか」以上に「人々にどのように感じさせるか」に焦点を当てる。このホテルでは喧騒を離れた「天空の静寂」へとゲストを誘う「時を超えるサンクチュアリ(聖域)」として構想したという。
プシェルバーグによれば、もう1つ意識したのが、地元コミュニティと国際的な旅行者の両方にアピールすることだという。プシェルバーグは、昨今のラグジュアリー層の旅行者は嗜好が「観光客が大勢いる場所ではなく、地元の人々が行く場所に行きたい」という形で変化し始めているからだという。
この二律背反の目標を達成する上で重要だったのが「日本人にとっては国際的に感じられ、外国人にとっては日本的で特別に感じられる場所にすること」だったとプシェルバーグは振り返る。



















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