「YouTubeやショート動画ばかりを見ている」子に届けたい 東大生がAI時代にあえてすすめる本5選

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③ スマホ片手に文学入門
スマホ片手に文学入門: 検索で広がる解釈の楽しみ方
『スマホ片手に文学入門: 検索で広がる解釈の楽しみ方』(笠間書院)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ここまで、自分は「スマホやAIが人間の脳を弱くする」という持論を語っていますが、それはそれとして、AIやスマホを完全に否定することはできません。

現代社会において、スマホはもはや「生活の一部」です。車が危険だからといって馬車に戻る人がいないように、スマホも上手に使いこなすことが求められています。

この本は、「文章を読むときに、うまくスマホを使いこなすことによって、よりその文章の中身がわかるようになる」ための方法を教えてくれます。

たとえば小説を読んでいて「この表現はどういう意味だろう?」と思ったとき、検索を通じて背景や語源を調べる。登場人物のモデルや時代背景を調べながら読むことで、作品世界がより立体的に見えてきます。

スマホを単なる「集中を奪う道具」にするのではなく、「理解を深めるための補助輪」として活かすこと。AI時代に求められるのは、まさにこのような「使い方のリテラシー」なのだと気づかされます。

④ ぼくたちはChatGPTをどう使うか―14歳から考えるAI時代の学び―
ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び (単行本)
『ぼくたちはChatGPTをどう使うか: 14歳から考えるAI時代の学び』(三笠書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

この本は、東大生たちがChatGPTをどのように学習に活かしているのかを紹介した一冊です。

英語の宿題をAIで翻訳して提出するだけでは、当然力はつきません。しかし、AIに自分の英作文を添削してもらい、どこをどう直せば自然な表現になるのかを学ぶのなら、それは「学びの加速装置」になります。

しかし今の学生は、「生成AIを使った正しい学び方」を学べていないと思います。英語の宿題をGPTで全部翻訳して提出する人もいますし、わからないからといってすぐに数学の問題を生成AIで解かせる生徒もいます。その人たちは、別にズルをしている感覚ではなく、普通に「ネットで検索するのと同じ感覚で」宿題を生成AIにやってもらっているのです。

この本は、AIを「考えるためのツール」として使う視点を与えてくれます。AIを使うことを禁止するよりも、「どう使えば自分の力が伸びるのか」を学ぶことこそが、これからの教育に必要な視点です。

次ページ⑤ 答えのない時代を生きるために、哲学が教えてくれること
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