【先行レビュー「MacBook Pro」M5モデル】驚愕の「パフォーマンス」と「省電力性能」のオールラウンダー 。実機を3日間使ってみた結果
対してノーマルのAppleシリコンを搭載するモデルは、同じチップを共有するMacBook Airと競合する影の薄い存在だったと言える。
ところが今回発売されたM5チップを搭載した新モデルは、一気に花形に駆け上がるほどのインパクトを有した製品だった。

日常使いでも実感!高速化されたM5チップの実力
過去のチップを搭載するMacユーザー、M1からM3チップを搭載するモデルを使っているユーザーならば、M5チップ搭載モデルに触ると、初手でその速度を体感することになるだろう。
決して動画の書き出しや3Dグラフィックス生成といった、重たい作業で、ではない。Finderのウインドウを開く、Safari(Webブラウザ)を起動するといった、だれもが普段から行うような軽い操作の反応からして、全くの別物になっていると言っても過言ではない。
それは、M5のあらゆる面で、高速化につながる刷新があったからだ。
特に軽いタスクであっても、メモリの読み書き、SSDストレージの読み書きが伴う。M5では、メモリ帯域がM4に比べ30%向上し153GB/sに、ストレージの読み書きも最大2倍高速化され、前述の「反応速度」向上を裏付ける。
また高性能コア、高効率コアに分かれるCPUも、双方ともに刷新され、20%高速化。さらにGPUには、iPhone 17 ProなどのA19 Proチップと同様、ニューラルアクセラレータが各コアに備わり、こちらもM4に比べて60%高速化された。

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