「今後1~2年で500メガワットを開発したい」--日本アジアグループ山下会長

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

--太陽光発電の最大のリスクは何でしょうか。

天候だろう。事業のリスクとしては、プロジェクトファイナンスがきちんとつくか。最大の問題は系統への接続の問題だ。火力発電所のように、電気主任技師をずっとつけておく必要はない。

--いま太陽光発電を展開していく上で、非常に恵まれた環境にあります。

まあ、そこまでやっと盛り上がってきた感じだ。あとは、民間企業が日進月歩の技術革新を行い、コストをどんどん下げ、グリッドパリティ(太陽光発電のコストが既存電力によるコストと同程度かそれ以下になること)を早く実現することだ。これは日本だからできる。

--あと何年くらいでグリッドパリティは実現しますか?

3年以内。みんな競争する。グリッドパリティと同時に、電気を蓄えることもやらないといけない。たとえば、過程の中で、日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」を置いて、発電して、それを充電して使う、というような話が出てくる。

--全量買い取り制度については、サーチャージという形で消費者の負担が生じます。それゆえ、パネルなども中国メーカー製でなく、日本メーカーのものを、という声があります。

これはどういう形になるか分からないが、国内(メーカーのもの)のみ優遇することはなかなか難しいと思う。それによって、またガラパゴスができる。自由競争を標榜すべきだ。 

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事