足元では、底打ちの兆しも出ている。10月28日に開かれた決算説明会で、稲葉社長は「スマホの特需が一部で復活する動きがある」と明言。
ボリュームはまだ過去の受注規模に至っておらず、案件についても具体的な説明をすることはなかったが、2016年に発売されるとみられるiPhone新型機向けの受注ではないか、との噂が市場で広がっている。
それでも、ファナックは今期業績の見通しについて、営業利益で2184億円(前期比46.7%減)とわずかな額を上方修正するだけにとどめた。世界シェア5割といわれる工作機械用のNC(数値制御)装置とサーボモーターを展開する主力のFA事業部門が、中国経済の減速の影響を受けて落ち込んでいるからだ。失速は台湾や韓国向けにも波及しており、スマホ向けの特需を打ち消す結果となった。
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