「飲食の店長はいまや高級取り」 丸亀製麺の「トリドール」が発表した《年収2000万円店長》が与えた衝撃…「単なるウケ狙い」とは言えないワケ
「心的資本経営」とは、「従業員の“心”の幸せ」と「お客様の“心”の感動」を共に重要な資本ととらえ、どちらの“心”も満たし続けることで持続的な事業成長を実現する新たな経営思想です。「従業員の“心”の幸せ」と「お客様の“心”の感動」による好循環づくり、そして永続的な人材確保や離職率の改善、求人や教育コストの削減、お店の地元への地域貢献など、様々な価値を長期的に生み出し、グループ全体で持続的な事業成長を目指すものです。
(同社プレスリリースより一部抜粋)
経営戦略と人材戦略を完全にリンク
背景にあるのは、同社の経営戦略です。
「KANDO Creators」を戦略主体におき、4つの重点テーマを掲げて23年~28年3月期の中長期経営計画を策定し、「食の感動体験をどのように生み出して、それを広げていくか」が戦略の起点であると明言しています。
人が中心であり、その軸に感動がある。それを生み出すためには、関わる従業員とお客様の心の感動こそがカギとなるというメッセージです。
さらに同社では、「TORIDOLLハピネスモデル」というものを作っています。
同社のミッションは、「本能が喜ぶ食の感動体験を探求し世界中をワクワクさせ続ける」。それを実現させるためのハピネスモデルであり、この考え方をさらに進化させたものが心的資本経営であり、下記の「ハピカン繁盛サイクル」なのです。
ここまでで、人的資本経営を実践に移す際に重要な「3:人的資本のサクセッションプランを『経営戦略との関係性』で行うことが必要」という部分をトリドールでは徹底しているのがわかります。
経営戦略と人材戦略を完全にリンクさせて、現場に徹底させていくことが結果的に繁盛店づくりにつながると考えているのです。


















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