ホックリ香る秋の味覚「クリご飯」をおいしく自作する極意、クリ料理"最大のハードル"を越えるカギは《意外とシンプル》だった!

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鮮度が落ちたクリは、それでも渋皮が癒着している場合があります。仕方がないので包丁でむきますが、それ以外のクリは比較的皮が簡単にむけるはずです。

クリに限らず、炊き込みご飯をつくるコツは、コメを浸水させておくこと。調味料が入るとコメの吸水が妨げられるので、洗ったコメはあらかじめ水に30分程度漬けておきます。

コメを水に浸す
コメは新米を避けたほうが粒立ちがよくなります(写真:筆者撮影)

炊飯器または鍋にコメ、昆布だし、酒、塩、うす口しょうゆ(または、しょうゆ)を入れます。炊飯器の場合は早炊きモードで、鍋の場合は中火にかけ、沸いてきたら弱火に落とし、10分加熱し、火を止めて10分蒸らせば出来上がりです。

ご飯の炊き方
コメの上にクリが乗っている状態にすると、上手に炊けます(写真:筆者撮影)

身を崩しながら混ぜて盛り付け

鍋で炊く場合はクリを半分に切っておいたほうが無難です。炊き上がったら、クリの身を崩しながらざっくりと混ぜてお茶碗に盛り付けます。好みでごま塩などで味を添えましょう。

クリは手間がかかる食材なので、休日などにぜひ腕まくりして挑戦してみてください。

樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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