「ルンバ失速で急変!」 中国勢が席巻する≪ロボット掃除機≫市場 段差8cmを乗り越える"神機能"も

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また、ベースステーションには3.2Lのダストバッグを内蔵でき、最大約100日分のゴミを集めることが可能。ダストバッグの中は約50℃に加熱して、ゴミを乾燥させることで、においや虫の発生を防ぐことができる。

ダストバック
床掃除の後、集めたゴミはダストバッグに集めてまとめて捨てられる仕組み。ゴミは熱風で乾燥させるので雑菌などが繁殖せず安心だ(写真:Dreame)

日本市場での認知拡大が急務

今回登場したロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」は11月7日よりクラウドファンディングでの販売が予定されており、先行特典でよりお得に購入できる。さらに説明会では、Dreameブランドのスティック掃除機やドライヤーなども展示されており、さまざまな商品を展開していく姿勢が見えた。

本体質量0.85kgの軽量コードレススティック「Dreame X1 Air」は4万9800円。より強力な吸引力を実現した「Dreame X1 Slim」は5万0800円で、どちらも10月17日発売予定(写真:Dreame)
11万回転の高速モーターを搭載したドライヤーもラインナップ。358gの軽さで55℃を維持した温風で髪が乾かせるGlory Uniは2万2800円。よりコンパクトで携帯性が高いPocket Uniは2万9800円で販売中だ(筆者撮影)

Dreameの最大の課題は知名度の低さだ。先行する競合ブランドに対して、高性能や多機能だけでアピールするのは難しい。また、高価なハイエンドモデルは、高機能なのは当たり前として、それに加えてブランドそのものの信頼性の高さが求められる。

「Aqua10 Ultra Roller」は11月7日よりクラウドファンディングが開始予定。すでにメーカーサイトでは先行特典をいち早く入手するためのメール登録が始まっている。最大40%オフなので、14万9880円で購入できる(写真:Dreame)

Dreameの技術力の高さはグローバル市場ですでに認められており、製品の信頼性は高い。あとはブランド認知をどうやって拡大していくのかが、これからDreameが日本市場で成功するためのカギとなりそうだ。

コヤマ タカヒロ デジタル&家電ライター

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Takahiro Koyama

1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。パソコンやデジタル機器、家電製品など電気が流れる機器と、それらにまつわるビジネスについてさまざまな媒体にて執筆活動を展開。得意分野は家電とデジタル機器がクロスする部分。また、米・食味鑑定士の資格も有しており、炊飯器など調理家電の評価・検証にはより力を入れている。

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