「ルンバ失速で急変!」 中国勢が席巻する≪ロボット掃除機≫市場 段差8cmを乗り越える"神機能"も

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さらに中国国内に年間10万台以上のロボット掃除機の生産ができる、東京ドーム約3.6個分の巨大な自社工場も保有。大手ブランド製品のOEM製造から開始し、18年より、ヨーロッパ、東南アジア市場で自社ブランドの展開を始めている。現在、Dreameは、世界120カ国以上で展開しており、世界シェアはRoborockやiRobotなどに続く、5位に位置する大手メーカーなのだ。

中国の自社工場
中国の自社工場では自社ブランドに加えて、OEM向けのロボット掃除機を数多く製造しているという(写真:Dreame)

日本市場には23年より参入しており、Amazonや大手家電量販店で販売している。しかし、ブランド認知度やシェアは伸びておらず、新モデルが日本市場でのシェア拡大を担う製品となりそうだ。

新モデルでは最新トレンドであるローラーモップを採用

Dreameのロボット掃除機の特徴は先進の技術を多数搭載することにある。今回発表したロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」(参考価格24万9800円・11月7日よりクラウドファンディングで販売予定)は、同社のロボット掃除機で初めて、縦回転する筒状のローラーモップを採用するのが特徴。常にモップをきれいな水で洗浄しながら床を水拭きできる。

ローラーモップ
長さ26cmのローラーモップを新採用。回転して拭き掃除を行う際に常に汚れた水を取り除き、きれいな水で掃除できる仕組み(筆者撮影)
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