アコーディア“お家騒動”で新展開! 今度は「株主委員会」が役員入れ替えを提案

アコーディア“お家騒動”で新展開! 今度は「株主委員会」が役員入れ替えを提案

ゴルフ場所有・運営最大手級のアコーディア・ゴルフで、今度は大株主らが「株主委員会」を設立し、6月の株主総会に向けて、取締役と監査役の候補者を株主提案した。専務による社長の“疑惑”告発をきっかけに火を噴いた同社の“お家騒動”が、経営権をめぐる争いに発展しそうだ。

そもそも騒動の発端は4月17日、同社の秋本一郎専務が「一部大株主から、竹生道巨社長によるコンプライアンス違反の疑惑が指摘された」と告発したこと。秋本専務が会見で説明した竹生社長の疑惑とは、会社財産(5千数百万円程度)の私的流用と、取引業者からの私的な便宜供与の受領(731万円)。いずれも竹生社長の親密な女性がからんでいる、と秋本専務が主張したことから、東証1部上場企業社長の“スキャンダル”に株式市場が反応。翌18日に同社株は一時ストップ安をつけた。

それから10日経った4月26日夕方、アコーディア・ゴルフ株主委員会の代理人として、都内で記者会見を開いたのは中川秀宣弁護士(写真左)と山口孝太弁護士(同右)。両弁護士は、17日に秋山専務が開いた告発会見の際にも同席していた。

26日の会見の席で中川弁護士は、同日付で株主委員会を設立したこととともに、同委員会が会社側に対して株主提案を行ったことを明らかにした。株主提案の内容は、6月の株主総会において、株主委員会が推す取締役候補者8名と監査役候補者3名を選任するよう求め、なおかつ、現取締役である竹生社長、鎌田隆介副社長、鈴木隆文取締役、そして片山典之・社外取締役の再任に反対するものとなっている。

このうち社内取締役の候補者は秋本専務のほか、同社執行役員の杉田勝幸氏および野中貞徳氏、経営企画本部副本部長の田中理氏の4名。社外取締役候補としては、元最高裁判事の才口千春氏、元金融庁長官の日野正晴氏(セブン銀行社外監査役やフジタ社外取締役を現任)らが名を連ね、また、監査役候補には元検事総長の大林宏氏らが挙げられている。

「候補者には短時間で承諾をもらった」と中川弁護士は説明するが、今回の株主提案には周到な準備があったことも伺わせる顔ぶれとなっている。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。