加齢による「飲み込む力」の衰えに要注意! 50代からの【誤嚥】を防ぐ、2つの簡単な"食事の工夫"

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食欲は、嚥下を促す大切なスイッチです。とくに香りは、おいしさの6割を占めるともいわれます。だし、香味野菜、ハーブ、ごま油やしょうゆなども活用してみましょう。

食事からとりにくい栄養素を補う優れもの6選

ものを噛みにくい状態にあると、食事からとれる栄養素が不足してしまいがちです。そうした方のために、ここでは食事でとりにくい栄養素を補ってくれる優秀なアイテムをご紹介します。

サプリメントに頼りすぎて食事が疎かになってしまわないよう、普段の食事に手軽に取り入れられるものを選んでみました。

●骨と健康を支える「スキムミルク」

牛乳から脂肪分を取り除いたスキムミルクは、低脂肪で高たんぱくというメリットがあります。毎日のカルシウム補給にも最適です。

➡活用法:シチューやスープに加える、コーヒーや紅茶に混ぜる、お湯に溶かしてホットミルクにする

●鉄分と食物繊維の宝庫「プルーン」

生のプラムを乾燥させたプルーンは、加工食品でありながら栄養豊富。鉄分、食物繊維、カリウム、ポリフェノールなどを手軽に補給できる優れものです。

➡活用法:1日2〜3個を目安にそのまま食べる、刻んでヨーグルトに混ぜる

●たんぱく質補給の救世主「高野豆腐」

高野豆腐は、凍らせた豆腐を乾燥させた保存食です。1枚あたり木綿豆腐の約7倍にあたるたんぱく質を含んでおり、肉や魚が減りがちな食生活でも、手軽に良質なたんぱく質を補給できます。また、カルシウム100mg(牛乳1/2本分)と、閉経後の女性に不足しがちな栄養素も豊富です。

➡活用法:煮物に加える、細かく刻んでひき肉に混ぜる

●骨活&腸活に役立つ「きな粉」

大豆を煎って粉にしたきな粉は、良質なたんぱく質やカルシウム、食物繊維を豊富に含んでいます。大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをする成分で、骨の健康維持に役立ちます。

➡活用法:ヨーグルトや牛乳・スムージーに混ぜる、もちや団子にかける、お菓子作りや和え物(さつまいも、ほうれん草など)に使う

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