
侍を主役にしたまさに時代劇ですが、現代的な設定が加わります。莫大な賞金をかけ、総勢292名が参加する“遊び”と呼ばれる謎のデスゲームが展開されるのです。
ただし、過去のヒット作の旨味を掛け合わせただけの作品というわけではありません。キャラ立ちした登場人物がこの作品の肝と言えそうです。かつて伝説の剣客として恐れられていた存在の嵯峨愁二郎を岡田准一が主演し、この愁二郎と共に行動するヒロイン・双葉を藤﨑ゆみあが演じています。
腕も頭も切れる忍者・響陣役の東出昌大の好演も目立ち、公家の守護神・右京を玉木宏、戦闘狂の武骨を伊藤英明、ゲーム主催者側の槐を二宮和也が演じるなど、配役の妙が光ります。しかも、まだまだNetflix作品に馴染みのある役者たちが次々とキャラ合戦に加わっていきます。

若い世代のチームと時代劇をアップデート
型破りな時代劇にアップデートしているのは戦略的とも言えそうです。製作陣の顔ぶれにそれが表れています。
企画を立ち上げたのは、「地面師たち」や「極悪女王」などの作品でエグゼクティブ・プロデューサーを務めたNetflixのヒットメーカーの1人、髙橋信一です。その髙橋が主演兼プロデューサーとして岡田准一にオファーしたという経緯があります。
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