YouTuberを社外取締役に起用!《ワークマン》から学ぶ「インフルエンサー活用術」。フォロワー数が多ければいいわけではない

インフルエンサーには消費者の心を動かす力がある(写真:Jake Images/PIXTA)
「これからの時代はインフルエンサーだ!」と飛びついたものの、コストだけかかってあまり効果がなかった……という企業も少なくないのでは。さまざまなマーケティング活動に取り組んできた吉澤健仁氏は「ひと口にインフルエンサーと言っても実にさまざま。ワークマンは同社に最適なインフルエンサーを起用することで急速に拡大したいい例だ」と言います。吉澤氏に、インフルエンサーを選ぶ際のポイントについて解説してもらいます。
※本稿は『お金をかけずに売れる仕組み大全』から一部抜粋・再構成したものです。
企業がインフルエンサーを起用するメリット
現代は成熟した消費社会です。企業が自社の商品を「こんなにいいですよ」とアピールしても、消費者は「どうせ宣伝でしょ」という冷めた受けとめ方をしがちです。
その点、インフルエンサーはユーザー目線から客観的にもの申す存在なので、その人たちが勧めるものは消費者の心を動かす力がある。宣伝よりも効果がある。しかもインフルエンサーは特定の分野で信頼を得ているので、そのターゲット層への訴求力は抜群です。
こういう現実があるので、企業はインフルエンサーに自社の商品やサービスを紹介してもらいたい、と考えるようになりました。
発信力のあるその立場を活かして自社のPRに力を貸してもらい、消費者に影響を及ぼしてもらおう、というのが「インフルエンサーマーケティング」なのです。
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