「そんなに叩くことなのか?」 "素人はSNSやるな"発言で炎上のチョコプラ・松尾駿さん騒動に見る、叩く人たちが気づいていない《4つの本質》
レギュラー番組やYouTubeチャンネルなどの好調に加えて、「パリ公演」「ゴールデン冠特番」「『高校生クイズ』パーソナリティ」「『お笑いの日』MC」などの華々しい成功が次々に報じられ、そのたびに称賛を集めていたのです。
そんな絶頂期のような高揚感があったからなのか。あるいは「YouTubeでもサブチャンネルの『チョコプラのウラ』だから」という心のスキがあったのか。それらが芸人としてのミスにつながってしまったのかもしれません。
いずれにしても、私たちが学びを得るうえでポイントになるのは、「一寸先は闇」をどのように解釈して教訓にしていくのかということです。
「一寸先は闇」は“闇”という言葉から“人生はほんの少し先に悪いことが起こる”という解釈をされがちですが、本来の意味は“人生はほんの少し先ですら予測不可能である”ということ。
“人生はほんの少し先にはいいことも悪いことも起こりうる”という解釈であり、今回のチョコレートプラネットはこのバランス感覚に欠けていた感がありました。
人生の少し先にいいことばかり起きる状態が続いて、同様に悪いことも起こりうるという感覚が薄れていたことが、松尾さんの発言や長田さんの容認につながったのかもしれません。
せっかく仕事の調子がいいのなら、「好事魔多し」(物事がうまくいくときは邪魔が入りやすい)という感覚で慎重になりすぎて自ら勢いを失わせる必要性はないでしょう。うまくいっているときほど、「一寸先は闇」の好事も悪事も起こりうるというフラットな姿勢を心がけたいところです。

YouTubeに対するコンセンサス
続いて、私たちにとって今回の騒動における3つ目の学びは、YouTubeに対する認識と接し方の再確認。
問題視された松尾さんの発言は、テレビ、雑誌、新聞、ウェブメディアなどではなくYouTube、さらに言えばサブチャンネルでの発言でした。
基本的に大半のYouTube動画は少人数で個人の判断によって制作され、テレビなどのように発言や情報のチェックが十分とは言えないところがあります。
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