9月19日発売《Apple Watch SE 3》のレビューをお届け。価格は3万7800円から!上位モデルの「Series 11」「Ultra 3」と徹底比較した結果

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また、皮膚温センサーを搭載したことも、意外なアップデートだった。

手首の温度を記録し、女性の周期の記録や、睡眠時の体温の変化などを計測できるようになった。上位モデルにのみ搭載されていた機能が、エントリーモデルにも採用されている。

SE 3とUltra 3、どちらを買うべきか?

Apple Watch SE 3(左)とUltra 3
Apple Watch SE 3(左)とUltra 3。Ultra 3は、Series 11と同様、LTPO3 広視野角有機ELディスプレイが採用されており、斜めから見た際の視認性が大きく異なる(筆者撮影)

今回のApple Watch SE 3は、80%以上のユーザーが満足できるほど、機能の充実が図られている。しかしそれでも、上位モデルとの違いは存在している。裏を返せば、以下に挙げる差異が問題なければ、価格が安いApple Watch SE 3がベストな選択となる。

1.バッテリー持続時間。Series 11で24時間、Ultra 3で42時間。より長い持続時間を求めるなら、上位モデルを選ぶ必要がある。
2.ディスプレイ。Series 11は42mmと46mmで最大輝度は2000ニトと2倍。Ultra 3は49mmで最大輝度は3000ニトと3倍。いずれも広い視野角で縁取りを極力狭くしており、視認性、見た目ともにSE 3と異なる。
3.ケースの素材。Series 11が鏡面仕上げのチタニウムが選択できる。アルミニウムも、鏡面仕上げのジェットブラックが用意される。またUltra 3が無骨なギアの雰囲気を漂わせるチタニウムとなる。
4.より多彩なカラー。Series 11のアルミニウムケースは、ジェットブラック、ローズゴールド、シルバー、スペースグレイから選択できる。またチタニウムケースも、スレート、ゴールド、ナチュラルから選べる。
5.心電図センサー。デジタルクラウン(竜頭)のセンサーで、心電図を記録する機能は上位モデルで利用可能。
6.血中酸素ウェルネスアプリと、高血圧の通知。第3世代の心拍センサーを搭載する上位モデルでのみ利用可能。
7.水深計・水温計。スキューバダイビングに対応し、Series 11で6m、Ultra 3で40mまでの計測に対応する。
8.衛星経由のSOS。Ultra 3は単体で、衛星と通信し、救難信号を送ることができる。なお、ペアリングしているiPhoneを持っていれば、iPhoneから同様の衛星経由のSOSを送ることが可能。

なお、高血圧の通知は、年内に日本でも利用可能になる見込みだ。

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