iPhone新ラインアップが出そろい、スタンダード派はiPhone 17、16、16eのどれを選ぶべき?

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薄さばかりが話題になるが、魅力はわずか165gと軽量なのにもかかわらず6.5インチの大画面。以前のiPhone 16が6.1インチ、大きなiPhone 16 Plusが6.7インチだから、どちらかといえばiPhone 16 Plusに近いサイズ。

それでいてこの軽さ! というのは驚きだ。

iPhone 17(上)、iPhone Air(下)
厚さ7.95mm、重さ177gのiPhone 17(上)に対して、iPhone Air(下)は、厚さ5.64mm、重さ165g。ディスプレイが大きいのに軽いのには驚かされる(写真:筆者撮影)

搭載されているチップセットはA19 Proというフラッグシップモデルと同等のもの。15万9800円という価格が射程内なら、最新コンセプトモデルが手に入るというのは面白いチョイスかもしれない。

とはいえ、薄さに全振りしたモデルだけに、いくつか注意点がある。

まず、一番の難点になりそうなのがバッテリー駆動時間の短さだ。ストリーミングのビデオ再生時間でいうと、iPhone 17の27時間に対して22時間となる。新品の時は良くても、バッテリーが劣化してくるとこれがさらに目立つ欠点になるかもしれない。

『iPhone Air MagSafeバッテリー』という背面に磁石で貼り付けてワイヤレス充電する予備バッテリーも販売されるが、厚くなるので本末転倒感がある。また、ワイヤレス充電は熱を発生するので、今年のような暑い夏が続くなら厳しそうだ。また、このバッテリーが1万5800円するから、またしてもコストが嵩んでしまう。

iPhone Air MagSafeバッテリーを付けた様子
iPhone Air MagSafeバッテリーを付けた様子。カメラに当たるので複眼のiPhoneには付かない。iPhone 16eにも磁石の位置が違うようで付かない(写真:筆者撮影)

また、カメラは単眼だ。1倍と2倍という2つの焦点距離で撮影できるフュージョンカメラが仕込まれているとはいえ、日常使いに便利な超広角レンズ非対応なのは寂しい。

その他にもスピーカーがモノラルだったり、物理SIMスロットがなくeSIMのみの対応だったりと、薄くするために削っているスペックはある。それを納得の上で買うならいいが、あまり詳しくない人に勧められるかというと微妙な、スペックが偏ったマニア向きモデルではある。それでも、この薄くてスマートなモデルを欲しいと思った人は、15万9800円という価格とよく相談してみていただきたい。

性能が近いiPhone 17、16、16e、どれ選ぶ?

iPhone Airを除けば、現在新品を買えるスタンダードな性能のモデルはiPhone 17、16、16eの3モデルになる。この3機種は性能も機能も似通っているので、選択はなかなか難しい。

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