アニメ『ポケットモンスター』の"第1話と最新シリーズ"を比較した結果。他の長寿作品にはない「本作ならではの特徴」とは?

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当時は原作ゲームも『赤・緑・青』だけで、『ポケモン』の世界観が成熟していく前だからこその“今とは異なる表現”もいくつか散見されました。

たとえばポケモンの単位に使われた「1頭」という数え方。今では主に「1匹」や「1体」が使われるイメージがあるので、なかなか耳慣れない表現です。

他にも、ポケモンに対する“人に飼われている”という表現。その後、世界観が確立されていく中で、ポケモンは友達や家族のような近しい存在となっていったため、今聞くとどことなく人とポケモンとの間にまだ距離があるのを感じます。

実際に、2017年に公開された『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』でのアニメ第1話リメイク箇所では、これらの表現は変更やカットがなされています。

ゲームなどで「再履修」した大人にも見てほしい

ポケモンTCGの展示
ポケモンカードゲームの展示(筆者撮影)

かつて『アニポケ』をみていた人の中には、最新シリーズに対して、主人公や物語が一新されたことで再視聴へのハードルを感じてしまった方もいるかもしれません。

しかし『Pokémon GO』や『Pokémon Trading Card Game Pocket』といったアプリゲームの盛り上がりや、豊富なグッズやコラボ展開、そしてNintendo Switchの普及を経た今、実は原作ゲームを再びプレイし、関連知識を持つ大人たちも増えてきています。

そうしたマルチな展開=“横の広がり”を機に『ポケモン』を再履修した人にとって、ゲーム最新作ともシンクロする最新アニメはむしろ再視聴にぴったりです。

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