買えるのは神楽坂だけ、1日で1000個売れる日も!「ペコちゃん焼」が多くのファンの心をつかんで離さない《コワカワイイ》だけじゃない魅力

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原料費の高騰などが影響し、現在も厳しい経営環境は続いているという。「スタッフの協力のもと、人員を絞って運営しています。将来に希望を持てる新たな一手を見いだすのが課題です」(平松さん)。

「どんなことがあっても『ペコちゃん焼』にこだわり続ける理由は?」と尋ねると、平松さんは迷わず、「お客様の笑顔が励みになっているからです。焼いているときは楽しいと思ったことしかありません」と答えた。

多くの人の思い出と共に

古き良き日本の面影を残す神楽坂周辺は、東京理科大学や法政大学がキャンパスを構える、学生の街でもある。「学生の頃、よく買いに来た。久しぶりの神楽坂、30年ぶりに来ました」「近くに住んでいて小さい頃から食べています。この店、ずっとあるよね。これからも買いに来るから頑張ってね」といった地元住民の声に平松さんが励まされることもある。

近くに住む子どもたちもやってくる。「ただ丸いより、ペコちゃんの顔がかわいいから、子どもが喜ぶんです」(小学生の女の子と訪れていた母親)。

手紙
店内にはお絵描きスペースがあり、子どもたちが描いた絵が飾られている(撮影:尾形文繁)

近年は、神楽坂に高級な飲食店が増え「大人の街」としての顔もある。ペコちゃん焼の詰め合わせギフト需要が増え、オリジナルボックスのデザインが好評だ。

「ペコちゃん焼の歴史は、お客様の思い出と共にあります。75年を迎えたペコちゃんと共に、これからもお客様を喜ばせたい。ペコちゃん焼は僕の人生です」と平松さん。焼き台を手際よく操る姿は頼もしかった。

多くの人を笑顔にしてきた「ペコちゃん焼」が、願わくはこの先も店頭に並び続けてほしい。

【写真24枚】これは確かにコワくてカワイイ! あつかりふわっな食感で多くの人をひきつける「ペコちゃん焼」を徹底解剖
市川 歩美 チョコレートジャーナリスト/ジャーナリスト

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いちかわ あゆみ / Ayumi Ichikawa

大学卒業後、民間放送局に入社、その後NHKで、長年ディレクターとして番組企画・制作に携わる。現在はチョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地などの各地を取材し、情報サイト、TV、ラジオなど多くのメディアで情報発信をしている。チョコレートの魅力を広く伝えるコーディネーターとしても活動。商品の監修や開発にもかかわる。

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