老若男女を問わず"誰もがキレる"時代の処方箋…精神科医が説く「イライラ」を鎮める《3秒ルール》

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「あなたこそ、おかしいでしょ!」

相手も反撃に出ます。火花を散らしながら口論すれば、余計にカッカするだけです。どんどん、より過激な言葉の応酬になってしまいます。

仮に相手よりも破壊力に勝る言葉でいったんは勝利したかのようになっても、嫌な気持ちを引きずってしまうことになります。

打ち負かされたほうは、怒りの種が心の中で芽を出して、花を咲かせます。それは「恨みの花」です。どちらも、それを望んだわけではないのです。

さてさて、こんなときにはどうしたらいいのでしょうか。

口や胃への刺激で怒りモードをオフにする

まずは、怒りモードになってしまいそうな脳を鎮静化する必要があります。おすすめしたいのは、怒りの言葉がある口と、ムカつきはじめた「腹=胃」への栄養補給です。イタリアンジェラートなどのスイーツを食べたり、冷たいものをぐっと飲むことです。

イライラしたときには、甘いものが欲しくなることがありますよね。甘いものを食べると、血糖値がすぐに上がります。すると、満足感を覚えたり、元気になったりする作用があります。

それに、甘いものを食べることで、子どものころに親からお誕生日ケーキを買ってもらったときのことが、意識の深い部分でよみがえってきたりします。

いわゆる子ども返りといいますが、瞬間的に無邪気な気持ちになれて、心に余裕ができてきますから、怒りのモードがいったんオフ状態になるのです。

聞いた話ですが、イタリア人は怒りを感じたら実際にジェラートを食べるそうですよ。「冷たい」というのも、重要な要素です。よく、怒った人に「頭を冷やせ」という言葉を投げかけますが、それは正しい方法です。

しかし、家の中や職場で、バケツに入れた水を頭からかぶるというわけにもいきません。せいぜい冷たい水を飲むことくらいしかできませんが、それでも怒りの炎を静めるのには十分に役に立ちます。

カーッときたら、冷蔵庫を開けて、コップに氷と水を入れて、一気に飲むのも手です。食道から胃に、冷たい感覚が流れていくのを感じてください。

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