有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

「出血」は止まらず、関税引き下げの約束はどこへ

3分で読める
2/3 PAGES
ドイツ・ドレスデン工場の自動車生産ラインPhotographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

日米は7月22日、包括関税と自動車関税を15%にすることで合意したが、自動車については25%が依然賦課されている。さらに既存関税への「スタッキング(上乗せ)」解消を明確にするような公式文書も、まだ発出されていない。赤沢再生相は「1時間に1億円ずつ損失が出ている企業がある」と述べている。

経営立て直しを進める日産自動車は7月、期初に最大4500億円としていた今期の米国関税の影響見通しを、3000億円に修正した。しかしイバン・エスピノーサ社長は関税の見通しが不透明なことから、正確な予測は立てにくいと指摘した。

赤沢氏は先週の訪米で、関税率上乗せを是正する大統領令の発出と、徴収済みの関税が払い戻されることを米閣僚と確認していた。しかし、いずれもまだ実施されていない。

韓国も7月末に15%関税で合意したが、自動車には依然25%が適用されている。ブルームバーグ・インテリジェンスの分析によれば、現代自動車と起亜自動車は15%関税でさえも、追加で最大50億ドルのコスト増が見込まれる。

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数