人事担当者のキャリア観《1》--仕事に誇り、スキルアップにも意欲的
●人事の専門家としてのキャリア形成
「人事の専門家としてキャリアを積んでいきたいか」との設問でも前向きな姿勢が読み取れる。「できれば他部門に転出したい」「直ちに他部門に転出したい」はほぼゼロだ。
「ライフキャリアとしたい」「ある程度のキャリアを積みたい」が圧倒的に多く、9割前後に達する。特に「1001名以上」では「ライフキャリアとしたい」が多く、6割に達している。仕事への満足度が高く、積極的な姿勢が感じられる。
図表4:人事分野の専門家としてのキャリア志向
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●人事分野の専門家として研鑽を積む
「人事分野の専門家として能力向上につとめているか」という設問でも前向きだ。「常につとめている」「つとめている方だと思う」が圧倒的に多い。
ただし規模によって違いがあり、「つとめている」は「1001名以上」では94%に達しているのに、「301~1000名」では80%、「1~300名」では75%と下がっていく。
そして「どちらともいえない」は「1001名以上」では5%だが、「301~1000名」では14%、「1~300名」では18%と増えてくる。
回答から読み取れる傾向からは、規模が大きいほど自己研鑽に熱心のように見える。
図表5:人事分野の専門家としての能力向上努力
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