ファーウェイが世界初デュアル切り替え望遠カメラスマホ。日本発売予定なしも完成度の高いPura 80シリーズ

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Pura 80シリーズのカメラは積極的にAIを取り入れており、シーン判別などに活用しプロレベルの撮影を可能にしている。

近年のスマートフォンはAI機能強化の潮流が加速しており、その機能を支えているのがチップセットに内蔵されたAI用プロセッサ「NPU(Neural Processing Unit)」の存在だ。NPUによりスマートフォン内部で高効率かつ高度なAI演算が可能となり、画像処理や自然言語理解など、多様なインテリジェント機能が進化している。

実はNPUをチップセットに本格的に搭載したのはファーウェイであり、2017年秋に子会社が開発したチップセット「Kirin 970」に搭載。それ以降ファーウェイのスマートフォンのAI機能は年々進化が続いているのだ。

Pura 80シリーズでは集合写真で各自の最適な表情を自動選択し合祀する「AIベストエクスプレッション」、撮影した写真に写り込んでしまった不要なオブジェクトを消去する「AIリムーブ」、カメラがよく使う機能をワンタップで呼び出せる「AIスマートコントロールボタン」など、カメラ周りの機能でもAIを多数活用。

ほかにも通話時の騒音をAIが除去する「AIノイズキャンセリング」、手のひらの動きで画面操作する「AIジェスチャー」などの機能も搭載している。

ファーウェイ Pura 80
発表会ではAI機能も多数説明された(筆者撮影)

スマホ本体だけではないファーウェイの技術

「Pura 80 Ultra」は5170mAhのバッテリーを搭載している。一般的なスマートフォンよりやや容量が大きい程度だが、急速充電は高速な100Wに対応、さらに無線充電でも80Wと高速な充電に対応する。

日本ではシャオミのスマートフォンなどが「神ジューデン」の名前で急速充電をアピールしているが、ファーウェイも負けてはおらず、実はこの分野ではシャオミより先に高い技術を開発している。

さて、本体の外観を見てみよう。「Pura 80 Ultra」はゴールドとブラックのゴージャスな雰囲気の背面仕上げとなっている。カメラ部分には放射状のラインが入っており、光の当たり方で表情を変える美しい仕上がりだ。またブラックモデルはカメラのレンズ先端にゴールドのリングをあしらった「黒&金」という高級感あふれるルックスとなっている。

「Pura 80 Ultra」の価格はAPAC地域向け発表会の行われたタイでは4万9990バーツ、約22万8000円であり、価格にふさわしい外観と言えるだろう。

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