「社員のキャリア形成に熱心な会社」トップ300 3位に住友生命保険、2位はNTT西日本、では1位は?

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3位には、住友生命保険(94.4点)、第一生命ホールディングス(94.4点)、NTT(94.4点)が並んだ。

住友生命保険は、前回10位から順位を上げた。同社は希望部門への配属を検討する「マイキャリア運営制度」を備える。従業員自身がキャリアパスを申告できる制度で、従業員の挑戦や意欲醸成、適材適所の人材配置推進を目的としている。また、社内公募制度も導入しており、従業員が理想とするキャリアパスの実現を多角的に支援している。

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第一生命ホールディングスは、全国47都道府県の各自治体とがんを含む健康啓発等に関する協定などを締結し、共同して地域社会の健康増進などに取り組む。自社で作成する消費者教育教材「ライフサイクルゲームⅢ」の無償提供や当該ゲームを使用した出前授業を実施するなど、積極的にプロボノ支援にも取り組む。

NTTは、従業員自らの提案に基づいた、新規性があり成長性が見込まれるベンチャービジネスの事業化を実現する「企業内ベンチャー制度」や、海外企業へ従業員を派遣し、他社での経験によりリーダーシップやバイタリティを育成する「海外ビジネス研修制度」などを整える。

そのほか、6位T&Dホールディングス(94.0点)、7位ダイキン工業(93.6点)、8位は同率で日本生命保険とSCSK(いずれも93.5点)、10位に三井住友フィナンシャルグループ(93.4点)がランクインした。

上位企業に共通している点

上位企業を詳細にみると、3つの視点のうち、それぞれ相対的に高ポイントとなる視点が異なることが見てとれる。ただ、いずれの企業も従業員一人ひとりのキャリア形成に意欲的であり、独自の取り組みを推進している点は共通している。従業員の「プラチナキャリア」を支援することは、企業の持続的な成長にもつながる。その実現には、従業員と企業が互いに成長しあう仕組みが肝要だ。

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