パワハラでフジテレビから"追放"→YouTubeで復活した「反町理」氏、本人が気づいていない《重すぎる十字架》

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YouTubeで復活を遂げた反町理氏。配信初日は再生数が伸び悩んだが、その後は1週間足らずで12万回に達した。写真は明度を引き上げ済み(写真:「反町理のソコが聞きたい!!」からキャプチャ)

3月付でフジテレビの取締役を退任し、BSフジの「プライムニュース」のキャスターを降板した反町理氏が8月1日、YouTubeで「反町理のソコが聞きたい!!」と題した動画の配信を開始した。

6月末で嘱託契約が終わり、フジテレビを離れてまだ1カ月。スピーディーな展開に驚かされた。さっそく興味半分で見てみたが、配信当日夜は再生数が1万回に達しておらず、さすがの反町氏でもこんなところかと思った。

ところがその後、スポーツ紙などで報じられるとぐんぐん再生数が伸び、週明けには10万回を超えていた。8月6日現在で12万回に達している。長らくキー局でキャスターとして活躍しただけのことはあると感心した。

しかも、コメント数は955件、いいね数は4470件と非常にレスポンスがよい。コメントの内容も「待ってました!」「頑張ってください!」などの応援コメントだらけだ。これほどキャスターとして人気があったとは知らなかった。いつの間にか、濃いファンダムを形成していたようだ。

国民民主党並みに“愛された”初回動画

YouTube動画の好評・不評を測る指標の1つとして「エンゲージメント率」がある。コメント数といいね数の合計を再生数で割ったもので、パーセンテージで表す。

動画関係のIT企業であるエビリーによると、今夏の参議院選挙期間中(7月3日〜11日)に配信された主要政党のエンゲージメント率は参政党が9.3%、れいわ新選組14.9%と新興政党で高かった一方、自民党は再生数は多いもののエンゲージメント率が0.9%と低かった。YouTubeの世界でも自民党が“愛されて”おらず、それが選挙結果にも如実に出た。

話を元に戻して、反町氏の初回動画のエンゲージメント率を計算すると4.5%と、国民民主党の4.9%に近い数値だった。初回動画のゲストは同党の玉木雄一郎代表だったが、反町氏の動画は国民民主党と同じくらい“愛されている”といえる。

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