東京で「一番混む地下鉄」は?鉄道混雑ランキング 2024年度・100%以上の全国147区間を全比較

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日比谷線13000系 東武70000系
朝ラッシュ時の輸送人員がコロナ禍前より増えた地下鉄日比谷線を走る電車。東京メトロの13000系(右)と東武鉄道の70000系(撮影:尾形文繁)

数年前、通勤電車がガラガラだった時期があったとは信じられないほど「満員電車の日常」が戻った大都市圏。その実態を反映するのが、鉄道の混雑率のデータだ。

国土交通省は7月29日、2024年度の都市鉄道の混雑率調査結果を公表した。コロナ禍で首都圏など大都市圏の通勤客が激減した時期は、相対的に利用者数の変化が少なかった地方都市の路線が上位となる「異変」があった。今回の公表データを基に集計すると、10位以内に入った13区間(1位~9位タイ)は1路線を除きすべて首都圏の路線で、都市部の通勤利用の「回復」が進んだことが明らかだ。

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ワースト1位はあの新交通システム

混雑率は、ラッシュピーク時の1時間に最も混雑する区間を通る列車の輸送力(車両編成数×本数)と輸送人員(乗客数)に基づいて算出される。国交省が今回公表したのは、JR、私鉄、地下鉄など全国の鉄道各線のうち236区間だ(同じ路線で複数区間を計測している場合もあるため、路線数は異なる)。

【独自集計のランキングを見る】混雑率ワースト1位は5年連続のあの路線、2位には首都圏以外の路線がランクイン。輸送人員が増えた区間や輸送力が減った区間、コロナ前と比較した東京の地下鉄や首都圏私鉄のランキングも

混雑率が100%以上、つまり列車の定員を上回っているのは236区間のうち147区間で、2023年度と比べて4区間増えた。

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