東京で「一番混む地下鉄」は?鉄道混雑ランキング 2024年度・100%以上の全国147区間を全比較
データを集計すると、ワースト1位は東京都営の新交通システム、日暮里・舎人ライナーの赤土小学校前→西日暮里間で177%。同線の1位は5年連続で、2023年度と比較して6ポイント悪化した。ゴムタイヤ式の小型車両5両編成で輸送力が小さく、すでに増発も限界に達しているため混雑緩和が難しい路線だ。

2位もワースト上位の常連となっている西日本鉄道貝塚線の名島→貝塚間で164%。首都圏の路線以外では唯一10位以内にランクインした。
同線は福岡の郊外電車で、車両が2両編成のため輸送力が小さい。混雑について関係者は、「沿線の再開発が進み住宅が増えたことや、貝塚線の駅までバスなどでアクセスできる福岡アイランドシティ(博多湾の人工島)にタワーマンションが建つなどの人口増加」を要因に挙げる。

利用者が前年度より増えたのは?
3位はJR埼京線の板橋→池袋間と東京メトロ日比谷線の三ノ輪→入谷間が同率の163%。5位はJR中央線快速の中野→新宿間で161%だった。
以下、6位はJR京浜東北線の川口→赤羽間で156%、7位は都営地下鉄大江戸線の中井→東中野間で155%、8位はJR東海道本線の川崎→品川間で154%。
9位はJR京浜東北線の大井町→品川間、JR総武線快速の新小岩→錦糸町間、JR南武線の武蔵中原→武蔵小杉間、湘南モノレールの富士見町→大船間、JR武蔵野線の東浦和→南浦和間が153%で並んだ。

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