大阪モノレール「存在感薄い」彩都線の将来は? 利便性は着実に向上、列車本数も増えている

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大阪モノレール彩都線
大阪府北部の彩都エリアを進む大阪モノレール彩都線の列車。現在はすべて4両編成で運行される(撮影:伊原薫)

大阪府北部を走る大阪モノレールは、路線長が2路線を合わせて28.0kmと、モノレールとしては日本最長を誇る。

このうち本線に相当する大阪モノレール線は、1990年に千里中央―南茨木間が開業。その後も路線を延ばし、1997年には大阪空港―門真市間が全通した。

本線は放射状に延びる各路線をつなぐ

本線が通る北摂・北河内エリアには、大阪市中心部から放射状に何本もの鉄道路線が延びているが、これらをつなぐ路線はなかった。阪急・京阪・北大阪急行・Osaka Metroの計6路線と接続し、大阪市中心部に出ることなくこれらの路線を行き来できる大阪モノレールは、筆者を含め沿線住民にとって非常にありがたい存在である。

また、大阪国際空港(伊丹空港)に乗り入れる唯一の鉄道としても機能しているほか、沿線には大規模な大学があり、日中でも多くの利用が見られる。現在は門真市―瓜生堂(仮称)間の延伸工事が進行中で、完成後はJRや近鉄とも接続。さらに便利になることだろう。

【写真】大阪モノレールの万博記念公園駅で本線から分かれて北へ延びる彩都線。本線ユーザーもあまり知らない、阪大病院前駅から先の沿線風景。正式な路線名称は?
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